英語リスニング力UPの意外な方法：やはり決め手は単語力！リスニングを伸ばすための覚え方とは？

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やはり決め手は単語力！リスニングを伸ばすための覚え方とは？

この春から、三重県桑名市にある私の教室では、大幅なカリキュラム変更を行いました。

これまで過去7年間に渡り、延べ1000名以上の受講生の方々と接してきて、ある結論に達したからです。

それは、「日本語の英語学習者に最も欠けている」と私自身が思ってきた事と、実際に、受講生の人達が「一番伸ばしたいと思っている事」が一致している、ということでした。

そして、それは、ズバリ、「単語力」です。

英語を聞く時はもちろんのこと、話す時にも、「あれ、これって英語でどう言うんだっけ？」と思考の「エアポケット」が出現するたびに、あなたの理解並びに流暢さは、どんどん失われていきますよね。

このことは、特に、数年以上、英語を勉強してきている、いわゆる学習中級者と呼ばれる人達に多く見られ、また、彼ら自身も、強く自覚しているポイントであると思います。

それにしても、どうして、私達は、かくも単語に苦しめられなければいけないのでしょう？

大学受験の時に最低でも数千語は覚えたはずではなかったでしょうか？

それに、物の本には「ネイティブが日常会話に用いる英単語はせいぜい2千語以内」みたいな話も書かれていたのではないでしょうか？

それなのに、中学から高校で６年間、大学を合わせると約１０年間も英語に携わってきたのに、どうして、そんなに単純なことを聞き取ったり、説明したりするのにスラスラと単語が浮かんできてはくれないのでしょう？

私は、これを、私達の単語の「覚え方」に問題があったため、と考えました。

そして、今春からの、高校生以上の全クラスで、「単語の覚え方」にスポットを当てるカリキュラムを実施し始めてみたのです。

これまでも、私は、大学受験や、英検、TOEICのテストを控えた受講生の方々から、「単語の覚え方」について、頻繁に尋ねられてきたのです。

その都度、私は、自分がベストであると信じている方法を詳しく説明してつもりですが、残念ながら、そのやり方を自宅で独力で実践することは簡単ではなかったみたいなんですね。

それなら、レッスンの中で大きく時間を割いて、受講生の皆さんと一緒に、毎回をそれをやってみたらどうだろう、と考えた結果、今のカリキュラムがスタートしたのです。

だけど、レッスンの大半が、受講生の記憶のアシストをすることに割り当てられる、そんな英会話スクールってどうなんだろうって、最初は、私自身、結構戸惑いました。

だけど、英単語は、“掛け算九九”とは違うんだ、ということを最近はっきりと確信してきたので、信念をもって取り組んでいくことに決めたんですね。

どういうことかといいますと、英単語の記憶って、これまでは教える方も習う方も、いわゆる算数における「掛け算九九」と同じ比重で考えていたと思うんですね。

「掛け算九九」を記憶していくことは、その後に習う算数や数学のあらゆる原理や応用に際して、必要不可欠な基礎であるので、できるだけ初期の段階で、自分の力だけで着実に記憶しておかなくてはいけないはずです。

これと同様に、英単語も、実際に英文を組み立てるうえで使用する構文や文法ルールを習得し使いこなしていくうえで、独力で記憶して使いこなせるようにしておくようなものであると考えている人がほとんどだったのではないでしょうか。

ところが、私自身のこれまでの指導経験を通じてはっきり言えることは、英語学習者のほとんどは、効果的な英単語の記憶の方法を知らないし、また、誰からも教えてもらったことがない、ということです。

思い出してください。多分、あなたの中学、高校、及び、予備校時代の英語の先生達は、口をそろえて、「単語が大事、単語が命、たくさんの単語を覚えなさい」とは言っていたでしょうが、肝心の“どうしたら覚えられるのか”のhow toの部分は、教えてくれなかったのではありませんか？

そして、その結果が、現在の「伸び悩み」につながってしまっているのではないでしょうか。

これらの点を踏まえた結果、英単語を正しく覚える方法こそ、実は、私達スクールの指導者側が時間を割いて、取り組まなければいけない事である、という点をはっきりと確信するに至ったわけですね。

というわけで、今、私のスクールは、SEC“英会話”スクール、というよりも、その実態は、SEC“英単語の覚え方を学べる”スクールになっていると言っても過言ではありません。

でも、結局、英単語をしっかり覚えて使いこなせるようになれば、多くの人が今の壁を打ち破って、次のレベルにステップアップできるわけですからね。これでいいのだ、と思っています。

さて、最後に、ウチの教室で受講生によく言っている、基礎的なアドバイスをここにご紹介しましょう。

それは、リスニング時のように、スピーディな理解が要求されるような状況に備えて普段から英単語を深く記憶・理解しておくためのコツです。

それは、以下の点です。是非、実践してみてください。

１．名詞は必ず1つ自分の知っている簡単な同意語と共に覚えること

２．動詞は、他動詞の場合は目的語とセットで、また、自動詞の場合は、主語とセットで覚えること（例：persuadeだったら他動詞で「説得する」なので、 persuade my father と覚え、descend だったら自動詞で「下降する」なので、The airplane descendsというように覚えます）

３. 形容詞は名詞とセットで覚えること（stubborn fatherのように）。

４．副詞は動詞とセットで覚えること（spend money extravagantlyなどのように）。

こうすると、しっかりと理解できるので記憶に定着しやすいし、実際に使う時にも、速やかに思い出すことができるものですよ。

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【編集後記～ヒロ水越】

ダヴィンチ・コード、観てきました。

世間では、ずいぶん不評ですよね。評判倒れとか言って。

そのせいか、周囲の人たちに聞いても、「あ、アレ、評判があまり良くないから、観るのよそうって思ってる」って言う人が多いですね。

で、私自身の感想はどうかと言えば、おもしろかったと思いますよ。