どうして英語筋力増!教材を作成したのか?1/2
英会話がものすごく苦手だった私
こんにちは、三重県桑名市のSEC英語スピーキング教室代表兼主任講師の水越浩量と申します。
SEC英語スピーキング教室を豪州の友人と設立したのが、7年前です。
私が、このスクールを始めたきっかけは、本当に単純で、「とにかく一人でも多くの人に英語を使って外国人の人達と交流する楽しさを味わって頂きたい」という思いからでした。
私は20代を通じて仕事を転々とし、人生の毀誉褒貶、喜怒哀楽のドラマは、人並み以上に味わいました。
特に"人間関係"という点では生来の不器用、自己主張の強さが災いしてか、いろいろと苦労が絶えず、30代もそろそろ近づいたという頃になり、大きな悩みの中にはまり込んでしまったのです。
そんな時、私を救ってくれたのが、大げさなようですが、"英語"であり"英語ネイティブの友人達"だったのです。
ただ、こう書くと、何か私が英会話の"達人"であったかのようなイメージを抱かれる人もいるかもしれません。しかし、私は英会話がものすごく苦手でした。
アメリカへ2年間も留学していたのにもかかわらず、帰国時にも飛行機の中で隣り合わせたアメリカ人女性の英語をほとんど聞き取れず、愕然としたのを今も忘れません。
留学中も、目標とした大学や大学院へは、TOEFLのリスニングパートでのつまずきが原因で、ことごとく入学に失敗しました。
そんなわけですから、留学から帰ってきて臨んだ、様々な"英語を使った仕事"への応募も、その面接の段階でことごとく落とされる始末で、英語に対しての自信はますますなくなっていく一方でした。
それならば、資格を取ってみようと思い立ち、英検やTOEICを受けてみても、依然、リスニングパートがネックとなって、目標の点数にはなかなか及ばないという有様です。
生来、楽天気質の私も、さすがに落ち込み、私自身の将来を、その酷い英語力と重ねてしまわずにいられない、落胆と焦りの日々が続きましたね。
あきらめがきっかけになったリスニング上達術!
なんか、のっけから暗い話になってしまい、ごめんなさい。ただ、できましたら、もうしばらく辛抱して、お付き合い頂きたいのです。
特に、今、「上達しない」といって悩んでいる方にとっては、絶対に"損をさせない"話であるはずですから。
さて、上述のような「上達が遠い日々」を過ごしていた私だったのですが、それでも英語に対する執着だけは消えませんでした。
再び、学校にも通い始め、大学受験時のような「英文読解」やら「英作文」などの練習も再開しました。
豪州や英国からの友にも巡り会い、週に一回くらい、一緒に食事などをするようにもなりました。
それで、私の英会話力は順調に伸びていったのかと言えば、
答えはNOでした。
実情は、むしろ、その逆で、私はますます、英会話の難しさに圧倒され始めてしまったのです。
そして、問題は、やはり、長年の"仇敵"であるリスニング力でした。
それなりに練習はしていてもリスニングが苦手であるという人なら共感してくれると思うのですが、当時の私は、ネイティブが話す英語のスピード、思いがけない発音パターン、そして、話の端々への知らない単語の登場、などのせいで、「聞き取った」という手ごたえをほとんど持てずにいました。
彼らが話している英文を後で読んでみたり、日本人の人が発音する英語を聞いたりする時ならば、たいてい理解できるのです。
そうなると、もうこれは、絶対に、「英語を聞く"耳"がまだ鍛えられていない」からだ、と思う他はありませんでした。
読めばわかることが聞くとなると途端にわからなくなってしまうのですから。
そこで、次から次へと市販の"リスニング対策"教材なども購入し、"耳"を鍛えようとしてみました。
しかし、結果は芳しくありません。 どんなに教材をやってみても、実際にネイティブの友人達と会うと、彼らが何気なくペラペラっと話す"超高速英語"にはどうしてもついていけません。
いよいよ"お手上げ"という気持ちになってしまった私は、あれこれ考えた挙句、しばらくの間、リスニングの練習も上達のことも忘れてしまうことにしました。
そして、それ以外の、「話すこと」や「読み書き」の取り組みに意識を集中しようと決めたのです。
すると、意外なことに、リスニングが見る見るうちに上達し始めた
のです。