英語リスニング力UPの意外な方法のバックナンバー
英語の耳慣れ！あなたは何をしてきましたか？
中学校の時、びっくりしたのは、学校の先生が教科書を読む時の発音と、ラ ジオ講座で聞くネイティブの発音が全く別物だったことです。
私は、あの瞬間に、「ああ、英語というのは聞き取り能力は重要ではないの だな」と悟ってしまったところがあると思います。
日本の文部（科学）省が、本当に、国民の「リスニング能力」を向上させる 気があるのなら、あれほど発音に問題がある先生達に、授業を行わせたりは しないはずですからね。
事実、過去50年間以上（つまり、戦後からず～っと）、大学入試で、リスニ ング能力が重視されたこともありません。
去年より、大学入試センター試験に、リスニング問題が導入されて大騒ぎに なりましたが、これもやはり、他の“読み書き”の能力と比べれば、相変わ らず、軽視されているとしか言えないものですしね。
そんな私達が、社会人以降になると、突然、TOEICや海外赴任などの「超実 践的」リスニング能力を要求されるのだから、酷な話です。
そこで、たいていの人は、あわてて、「リスニングを伸ばすのだから、当然 、聞き取り練習だろう」って、取るものとりあえず、リスニング教材を購入 してしまうのではないでしょうか？
私もそうでした。
私が10数年前に、アメリカ留学を決めた時、やはり、聞き取り対策として、 あらゆるものに手を出したのを覚えています。
英語が得意そうな人に尋ねてみると、ほぼ全員が、「まずは、耳を鍛えなき ゃだめだよ」って言っていましたからね。
当時は、今のようにインターネットで情報を取ることができない時代でした ので、ラジオ講座教材などに載っていた広告を見て、良さそうな有名教材を 、すぐに申し込んだことを覚えています。
それに加えて、映画のレンタルビデオを借りてきて字幕を隠して観てみたり 、もちろんNHKのラジオ講座は、1日に３つも４つもプログラムを聞いていま したし、また、留学直前対策という英会話対策の授業にも通い、ネイティブ の人の英語を直接、聞いてみたりしましたね。
それでも残念なことに、一向に「音慣れ」してくることはありませんでした。 しかし、私をもっと意気消沈させたことは、留学を2年もして耳を鍛えたつ もりなのに、相変わらず「聞けるようにならなかった」ことでした。
留学先では、フォニックスと言われる、いわゆる、英語特有の子音中心の発 音の仕方を体系的に学んだり、また、日常のネイティブとの英会話を通じて 、徹底的に、英語の音を耳に浴びせたはずでした。
特に大学院入学のために、かなり真剣に行ったTOEFL対策の中では、本当に 、一日中、ヘッドフォンをつけて、問題集のネイティブの音を聞いていたは ずですが、それでも、相変わらず、聞けるようにはならなかったのです。
そんな私が今、ネイティブの嫁さんと共に、英会話教室で教えているのです から、人生はわからないものです。
そして、そんな私が、今や、受講生の方々から、「リスニングって、どうし たら、聞けるようになるのですか？」って、毎日のようにアドバイスを求め られています。
でも、私は、10数年前、同じ質問をした私に自称英語名人達がくれた答えを 、彼らに対して与えることはできません。
「まずは、徹底的に聞き取り練習をして、耳を鍛えること」 という考え方では、リスニングはなかなか伸びないかもしれません、 と前置きをしてから、本格的な私自身の経験に基づいたアドバイスをするよ うにしています。
そのアドバイスの中身は、次回より、じっくりお話いていきますね。 また、当校のHPの特集１を「リスニングの上達」についてもっとわかりやす く書き直しましたので、ご興味ある方は、読んでみてください。
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【編集後記～ヒロ水越】
ボクシングの亀田選手、バッシングがスゴイですね。
私は、試合を観ていたわけではないので、判定の信憑性について、マスコミ が騒ぎ立てていることの真偽を判断することはできません。
でも、純粋に、19歳の少年が、父親のアドバイスを一心に信じて、努力を重 ねて、世界タイトルを獲得した、という話には、感動を覚えます。
多分、この亀田という少年は、同世代の他の少年が、迷いや非行も含めて青 春を謳歌しているどの瞬間も、ボクシング一筋で、練習に励んできたはずで す。
聞くところによると、この人は、マスコミで放映される姿とは裏腹に、実際 には、練習日記を1日欠かさずにつけ続け、食事のカロリー計算まで自分で 行うほどの、徹底的な自己管理を継続してきているらしいですよ。
私に、それほどの自己管理能力が備わっていたら、きっと、今頃は、日本で も有数の同時通訳者として、日本文化に敬意を表しないようなネイティブ相 手に、グーの音も出ないまでに説教でもして、恐れられていることでしょう。
英語もボクシングも、不断の努力と、夢を一途に信じる「強い心」が要求さ れるようです。
そういう意味で、私は、手放しで、この19歳のチャンプを尊敬してしまうの です。 また、次回！
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■ブログ【UncleヒロのSunshineな英語講師美味生活】
私「ヒロ水越」のブログです。TOEICネタだけでなく 生徒とのやり取りや、私自身の英語学習に関しても 言及していきます。
当校専任講師のトシ後藤のブログです。 英語ネタから日々の暮らしまで掲載中です。
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