英語リスニング力UPの意外な方法のバックナンバー
どんな時でもあわてないリスニング力の鍛え方！
さて、先週は、ケアンズに休暇に行ってきました。
相変わらず気候は抜群でしたし、シーフードもステーキも絶品でしたし、ワ インは美味しかったし、景色は最高でした。
滞在中、観光で、グリーン島という宝石のように美しい島へクルーズしまし たが、そのクルーズの最中に、ウチの嫁さんが南アフリカからやってきてい たご婦人と、親しげに話を始めましてね。
途中で、私が旦那だということで、当然、会話に参加するよう促されました。 ところが、このご婦人の南アフリカなまりの英語が本当に聞き取れないんで すね。
嫁さんは、さすがにネイティブだけあって、全く問題なく理解して、話をど んどん進めていってしまうのですが、私だけは、どんどん取り残されていく 感じです。
昔、10数年前に、アメリカへ留学したての頃に、よく体験した、あの「置い てけぼり」感が久しぶりに蘇ってきました。
ただ、その頃の私と今の私とでは、やはり違います。 今の私は、こういう状況を何百回となくやり過ごしてきたので、どんな状況 からでも、話に食らいついていく術がわかっているのです。
では、実際、そのような状況下で、私がどのようにして、話を理解していく のか、少し説明してみますね。
長年の英会話実践経験から、私には、1つ、大きく確信していることがあり ます。
それは、どんなに聞き取りにくいネイティブの話でも、耳を澄まして聞いて いると、必ず、「手がかり」がつかめるはずだ、ということですね。
「手がかり」というのは、私の場合、「大雑把に言って、今、どんなジャン ルやテーマについて相手が話しているのか」というポイントを見極めること です。
例えば、今回のクルーズ中の南アフリカのご婦人の場合でしたら、彼女の家 族の話、そして、それぞれの子供達の職業の話などをしている、という点を まずキャッチしました。
そうしたら、次に私のリスニングスキルを支える最大の武器を使います。 それが、「想像力」と「予測力」なのですね。
話のジャンルをある程度限定するための手がかりがつかめたら、後は、耳に 飛び込んでくる語彙や表現を基に、話の流れの詳細を追っていくわけです、
この時、頼りにしているのが私の場合、英語用の「想像力」です。
幾つか聞き取れた単語を自分なりに組み合わせて、「相手はたぶん、このよ うな内容を伝えようとしているのだろう」というように想像していくわけで すが、このケースのように英会話の場合なら、その想像が正しいかどうか、 確認するために質問をするという技も使えますね。
そして、この質問に対しての相手の反応を見て、自分の「想像物」の違いを 正したりして、それを相手の伝えようとした「情報」にできるだけ近づけて いけばいいのです。
ただ、この時、相手がものすごいおしゃべりな人であったりして、話を延々 と続けていくような場合もありますよね。
この南アフリカのご婦人がまさにそのケースで、まさにマシンガンのように、 途切れることなく「立て板に水」の如く切れ間なく話を続けるので、聞いて いるこっちは、またしても、「置いてけぼり」のピンチです。
そこで、私が駆使するのが「予測力」なんですね。
これは、今、自分が聞き取っている語句や表現などの「情報」をもとにして、 「この先、この人は、どのようなオチ、又は、エンディングに向かって、こ の話を進めていくのだろう」という話の方向性を予測しようとするスキルで すね。
実は、このスキルは、私達は、母国語でコミュニケーションをしている時に は、ごく当たり前にフルに使っているものです。
あなたもちょっと考えてみると、日本語で話をする時に、相手の言葉を一言 一句噛み締めるように聞き取って、「文章」を読むように理解しようとする ことはありませんよね。
それよりも、相手の話の中から、速やかに「ストーリーのキーワード」をキャッ チして、それに基づいて、話の展開やおとしどころなどを「想像」したり、 「予測」したりしているはずですね。
ところが、英語を聞くとなると、とたんに、そのことを行わなくなってしま う人が多いのです。
英語だけは、全ての語句を正確に聞き取って、それらの語句が織り成す構文 の「意味」を英文解釈するように理解しなくてはならないと考えている人が 多すぎるような気がしませんか？
もっと、良い意味で、「いい加減」な気持ちで聞けばいいと私は思います。
話の概要とポイントだけを理解していけば、後は、普段から鍛えておいた想 像力と予測力を駆使すれば、なんとかなるものだ、という程度に構えていれ ば、案外、うまくいくものなのです。
但し、一点だけ、注意があります。 それは、今日、お話した想像力、予測力、というスキルは、英語の場合、実 は、一定レベル以上の「英作文」能力が前提になっていなければ、機能しな いということです。
そうでないと、会話の中で、キャッチした幾つかの語句表現を自分の中で 「組み立てて」英文としてニュアンスを探る、というトライができなかった り、また、時間がかかりすぎたりしてしまい、想像や予測は、単なる「ヤマ 勘」になってしまう可能性があるからです。
いずれにしましても、こうして、今回も、旅行中、いろいろな人達と、おしゃ べりを楽しんできました。
やはり、現地の人達とのコミュニケーションこそが、海外旅行の最大の楽し みですからね。
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【編集後記～ヒロ水越】
ここ数日、暑さが和らいできて、秋の気配を感じる天気ですよね。
秋は、春と並んで、新しいことにチャレンジしたり、長らく中断していた何 かを再開したりするのにはもってこいの季節だと思います。
私がこの秋から真剣に取りくもうと思っているのが、ダイエットです。
昨今、メタボリックシンドロームという、中高年の人の生活習慣病の予備症 状がマスコミで取り上げられていて、それによれば、ウエストサイズが85セ ンチ以上の男性は要注意だそうですね。
私は、このサイズははるかにオーバーしてしまっているし、年齢的にも、来 年でいよいよ大台の40才を迎える、ということもあり、そろそろ本気で体重 管理に乗り出すことを決意しました。
健康的で、かつ、継続が易しい、何か、良いダイエット方法をご存知の方が いたら、是非、教えてくださいね。
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■ブログ【UncleヒロのSunshineな英語講師美味生活】
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