英語リスニング力UPの意外な方法のバックナンバー
聞き取れなくても得点可能なTOEICリスニング!
皆さん、お久しぶりです。
ところで昨日のTOEIC、受けましたか?
昨日のTOEICを受けた受講生Nさんとお話をしていたら、彼がお もしろいことを言いました。
「TOEICのリスニングセクションは、全体の6割も聞き取れているとは思 えないけど、なぜか、いつも9割近いスコアが取れているんです!」
「ところが、実際のネイティブとの会話になると、やっぱり、半分くら いしか聞けないと、相手の話についていけない感じになり、不安になる んです」
こんな感想をお持ちの方って、実は多いんじゃあないでしょうか?
そして、こういう状況を説明するのに、専門家の人達は、よく、「 TOEICはテクニックによって得点できるから本当のリスニング力とは言 えない」という意見を述べるようです。
ただ、私は、そんな専門家の方々に対しては、反対なんですね。
TOEICの試験で出題される“リスニング”も、実際のネイティブの会話 を“リスニング”するのも、同じ“リスニング”に違いないからです。
じゃあ、なぜ、TOEICのスコアだと高得点が取れるのに、実際の“聞き 取り”自体は満足にできていないというような状態が生じるのでしょう?
私は、この理由は、「問題意識の有無」のせいであると考えます。
つまり、TOEICの場合、問題用紙にあらかじめ、問題内容と解答の選択 肢が載っているので、それを読んでおくことで、これから聞く話の中で 聞き取らなくてはならない“ポイント”を絞ることができるんですね。
そして、実際にリスニングする時には、そのポイントにまつわる部分だ けを、関係するような「キーワード」を中心に聞き取るようにすれば、 案外、正解が解ってしまうのです。
それに対して、ネイティブの会話をただ単に聞き取って、内容を把握し ようとする時には、その話の中の、どんなポイントに焦点を当てて聞く ようにするべきかが示されていないことがほとんどです。
そうすると、その内容のほとんどは、聞き取れないし、また、多少は聞 き取ったとしても、ほとんど記憶に残っていないことが多いのですね。
つまり、私達が英語を聞く時の、理解度の度合いの差というのは、聞き 手の頭の中に、相手の話に対して、どれだけ具体的な“問題意識”が準 備されているかどうかによると思うのです。
もっと簡単に言えば、私達は、ネイティブの話を聞く前に、自分の“聞 きたいポイント・目的”を決めておかなければ、相当ハイレベルな方で も、リスニングはうまくできなくて普通なんです。
そこで、本日、私が提案したいのは、TOEICの際のポイントを絞るリス ニング姿勢を、普段のネイティブの会話の聞き取りにも応用してみよう、 ということです。
ネイティブが英語を話す時というのは、英語の論理に従って話します。 英語の論理というのは、最初に、話の内容の「目次」や「見出し」のよ うなものを絶対に明かすものです。
つまり、これから話していく内容について、相手にポイントを伝えたう えで、その詳しい内容に入っていく傾向があるのです。
ということは、その内容をリスニングするのにTOEICのテクニックを応 用するためには、最初の「目次」や「見出し」のポイントをしっかりと 聞き取りさえすればいいわけですね。
そして、後は、自分が「聞きたい」、「理解したい」と思うポイントに 的を絞って、TOEICの問題を解くように聞けばいいのです。
このテクニックを磨きたい人は、TOEICの問題集などを購入して、実際 に、たくさんの問題を解いてみるといいでしょう。 ただし、TOEICのリスニング問題でハイスコアを挙げるためには、問題 文や選択肢を速読速解できるような能力も必要になりますので、英語の 理解スピードを高める必要性も出てきます。 それに対処する方法については、当方のウェブを再度、通読して頂けれ ば、お役に立てると思います。是非、試してみてください。
【PR】
英語の理解スピードを高める講座:【英語筋力増!教材】通信講座
講座内容:独自のアクティブリスニングトレーニングを用いて、 訳し上げ英語を理解する、日本人の英語を聴く際の悪い癖を矯正し、 英語を英語のまますばやく理解する「英語即解脳」を養成する講座。
疑問点はスカイプ・電話での無料レッスンで講師の解説を受講できます。
【編集後記~ヒロ水越】
アメリカのプロゴルフの大会で、惜しくも優勝を逃した、 日本の今田選手。
彼が現地で、アメリカ人のインタビュアーに対して、英語で話をしてい るのを聞いて、びっくりしました。
英語がもの凄く上手なのです。 アクセントは、まさしく、ほとんどネイティブに遜色ないほど綺麗だし、 また、リズムもスピードも、全く、完璧でした。
日本のアスリートの中にも、凄い人が出てきたものです。 これから、海外で活躍するアスリートは、今田選手のように、ハイレベ ルな英語力を持っていることが重要になってくるでしょうね。
海外で活躍するためには、環境に適応する必要があり、そのためには、 言語に適応できることは不可欠なはずですからね。
また、次回!
【SEC桑名教室からの告知】
8月から、本メルマガでもその一部を公開している私達の「英語の理解 スピード」を高める「SECメソッド」専門のコースを、ここ桑名教室で スタートさせることになりました。
主な内容:リスニング力を3ヶ月で伸ばさなければならない人のために いろいろな角度からリスニング力の養成法について掲載。
今英語が苦手な人は、私の英語ができなかった時代のプロフィールを 綴った「アメリカ留学体験記」を一読ください。きっと勇気がでますよ!
教材構成:独自のアクティブリスニングトレーニングを用いて、 訳し上げ英語を理解する、日本人の英語を聴く際の悪い癖を矯正し、 英語を英語のまますばやく理解する「英語即解脳」を養成する教材。
■ブログ【UncleヒロのSunshineな英語講師美味生活】
私「ヒロ水越」のブログです。TOEICネタだけでなく 生徒とのやり取りや、私自身の英語学習に関しても 言及していきます。
当校専任講師のトシ後藤のブログです。 英語ネタから日々の暮らしまで掲載中です。
ご意見・ご感想など : sp-order@se-c.com
発行責任者 : SEC英語スピーキング教室代表 ヒロ
編集責任者 : SEC英語スピーキング教室代表 ヒロ
コンテンツ協力者: SEC英語スピーキング教室講師 トシ後藤/レイチェル/カレン
Copyright (C) SEC英語スピーキング教室 All Rights Reserved ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡