英語リスニング力UPの意外な方法～3ヵ月で伸びないワケがない！｜理解スピードをネイティブレベルまで高めるSECメソッド練習No.3

英語リスニング力UPの意外な方法のバックナンバー

理解スピードをネイティブレベルにまで高めるSECメソッド練習 No.3

【当メルマガでお伝えしていくSEC式メソッドとは？】

理解スピードを養成するベストメソッドリスニング力は、「聞き取り能力」を高めるだけでは、思うようには進歩してくれませんね。

このことをすでに体感して理解している人には当メルマガでご紹介していく当校のメソッドをお試し頂きたいと思います。

当校のメソッドでは、英語をネイティブが「話す時の速度」に負けないくらいのスピードでどんな英語も理解することができるようになることをめざします。

【SEC式メソッド練習法の基本概念】

※英語をネイティブが話す時の速度で理解できるようにする。

そんなスピードを養成するために不可欠なのは、何をおいてもまずは、英語独特の「語順」に慣れることです。

そのためのベストメソッドとして、「英語を実際に組み立ててみる（英作文）」ことが最も効果的であることがわかりました。

ただし、英作文練習といっても、大学受験などで行ったような神経を消耗させるような難解で時間がかかるものでは逆効果になってしまいます。

そこで、考案されたのが、このSEC式和文英訳の練習法です。

こんにちは。SEC英会話のヒロ水越です。

以前、東京のとある有名な英語塾を主宰されていらっしゃる先生からお誘いを受けて、セミナーに参加したことがありました。

その時、その先生は、リスニング力を強化するための方法として、非常に興味深いやり方をご紹介されました。

それは、一言で言えば、「聞き取れなかった単語が何だったのかと悩むのではなく、聞き取れた単語から、意味を推測するようにしよう」ということだったと思います。

先生曰く、例えば、「beach, hot day, cold drink 」という単語だけしか聞き取れなかったとしても、その３語を基に、頭の中で、ストーリーを組み立ててみるよう、想像力を膨らますことが大切なのですね。

私達が母国語を聞く時って、実は、ごく自動的に、この「想像力を膨らましながら意味を考える」ということをやっていますよね。

相手の話す言葉を全て、一言一句、漏らさずに、聞き取ろうとしている人って、まずいないはずですから。

最小限の情報を元に、ストーリーを構築する。

それには、柔軟な発想力が要求されますね。そして、それに加えて大切な力があります。

それこそが、ほぼ一瞬のうちに、英文を組み立てることができるような英語の構成能力です。

このメルマガでその一部をご紹介していくＳＥＣメソッドとは、その能力を養成することを目指す練習法なんですね。

では、今日の課題に入っていきましょう。

【SEC式メソッド練習プロセス１：英訳のルーティンプロセス】

ステップ１

和文を見て、英訳する際に英文の「エンジン」となる部分を見極め、その他の「構成パーツ」と分別する。

※エンジンとは・・・英文の主語と述語動詞（S と V)を含む、英文の中で骨組みとなる箇所。いわゆる文型を指す。SECメソッドでは主に第1,2,3文型を中心にエンジンと呼び、下記のような記号で表す。

【文のエンジン記号】　　　

第１文型・・S →　　（S+V）

第２文型・・S ＝ C　（S+V+C）

第３文型・・S → O　（S+V+O）

※構成パーツとは・・英文からエンジンを取り除いた部分を指す。そして構成パーツは主要パーツの４つ＋その他から構成される。

【構成パーツの種類】

前・・前置詞句

／in the park, next to the bank ,etc.

to・・to不定詞句

／to buy a book, to see my mother off ,etc.

分・・分詞（現在、過去）句

／written in English, sleeping in the car ,etc.

関・・関係代名詞（副詞）句、接

／who found the diary under the table ,etc.

その他・・その他の用法

ステップ２

和文に対応する語彙表現の確認

ステップ３(模範解答)

実際に、「エンジン」と「構成パーツ」とを組み合わせ、ステップ２の語彙表現を用いて、英文を完成させる。

【SECメソッド練習プロセス２：英文のフレームを考えながら音読】

模範解答の英文のキーとなる語句のところを（　　　）に置き換えてあるので、その中に入る語句を考えながら、音読をする。

また、音読の際には、/(スラッシュ)で区切った箇所で、意味の区切り、英文の構成の区切りがあることを注意するようにしてみてください。

※音読は最低、１センテンスにつき、10回は行うようにしてください。

【本日の課題日本文】

１．サンクスギビングの週末には、誰もが、伝統的にローストターキーを中心に展開するご馳走を楽しみにしています。

２．多くの人々にとって、その祝日の最も大切な側面は、人々が現在、享受している全ての恩恵に対して、感謝をささげる機会であるということです。

【ステップ１：英文のエンジンと構成パーツを見分ける！】

（課題１について）

＊エンジン　→　　　誰もが（S) = everyone

　　楽しみにしています（V）= look forward to

＊構成パーツ１　→　ローストターキーを中心に展開するご馳走

＊構成パーツ２　→　サンクスギビングの週末には

（課題２について）

＊エンジン　→　　最も大切な局面は（S)　= the most important aspect

（機会であるということ）です(V）= is (the chance)

＊構成パーツ１　→　感謝をささげる機会

＊構成パーツ２　→　人々が現在、享受している全ての恩恵に対して

【ステップ２：和文に対応する語彙表現の確認】

（課題１について） 　

ご馳走　　　　　　　　→ feast

～を中心に展開する　　→　　centered around

（課題２について）

感謝をささげる機会　　→　　the chance to give thanks

全ての恩恵　　　　　　→　　all the benefits

【ステップ３：模範解答】

（課題１について）

On Thanksgiving weekend, everyone looks forward to a feast that is traditionally centered around roast turkey.

（課題２について）

For many people. the most important aspect of the holiday is the chance to give thanks for all the benefits that they enjoy.

【SECメソッド練習プロセス２：英文のフレームを考えながら音読】

日本語　→　英語　/ 日本語　→　英語 / 日本語　→ ..........　のように書かれている模範解答の英文を音読してもらいます。

音読の際には、日本語を見て、英語を考え、（　　　）の中に、実際に語句を挿入しながら、音読していってください。

また、スラッシュ（ / )の部分で、息継ぎをするようにして、リズムを整えながら音読すると、リズム良く音読できます。

（課題１について）

サンクスギビングの週末には→ ( １語 ) Thanksgiving ( １語 ) / 誰もがご馳走を楽しみにしている→ everyone ( ３語 ) a feast / 伝統的にローストターキーを中心に展開する→ that is traditionally ( ２語 ) roast turkey.

（課題２について）

多くの人々によって→ For many people / その祝日の最も重要な側面は　→ the most important ( ３語 ) / 感謝をささげる機会である→ is the chance (? ３語 ) / 全ての恩恵に対して　→　for all ( ２語 )/ 彼らが享受している　→　( １語 ) they enjoy.

この音読を、各文につき、最低、10回ずつは行ってください。

音読を行う時、ネイティブが話す速度で、英語を口にすることができるようになり、かつ、そのニュアンスが頭の中にしっかりと捉えられるようになれば、「英語を英語のまま理解している」状態と言えるのです。

本日の練習はここまでです。これからも頑張ってください。

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【編集後記～ヒロ水越】

今週は、英検の２次試験の合格発表がありました。

ウェブ受講生の方から、準１級合格の喜びの声が相次ぎ、喜んでいたら、桑名教室の受講生のＫ君から、とんでもない報告が飛び込みました。

Ｋ君、まだ、わずかに７歳なのに、英検準２級に合格してしまったのです。

これまでのウチの準２級合格最年少記録は、10歳だったので、これを大幅に更新してしまったのですね。