英語リスニング力UPの意外な方法のバックナンバー
理解スピードをネイティブレベルにまで高めるSECメソッド練習 No.7
【当メルマガでお伝えしていくSEC式メソッドとは?】
理解スピードを養成するベストメソッド リスニング力は、「聞き取り能力」を高めるだけでは、思うようには進 歩してくれませんね。
このことをすでに体感して理解している人には当 メルマガでご紹介していく当校のメソッドをお試し頂きたいと思います。
当校のメソッドでは、英語をネイティブが「話す時の速度」に負けない くらいのスピードでどんな英語も理解することができるようになることをめざします。
【SEC式メソッド練習法の基本概念】
※英語をネイティブが話す時の速度で理解できるようにする。
そんなスピードを養成するために不可欠なのは、何をおいてもまずは、英語独特 の「語順」に慣れることです。
そのためのベストメソッドとして、「英語を実際に組み立ててみる(英作文)」ことが最も効果的であることが わかりました。
ただし、英作文練習といっても、大学受験などで行った ような神経を消耗させるような難解で時間がかかるものでは逆効果にな ってしまいます。
そこで、考案されたのが、このSEC式和文英訳の練習法 です。
こんにちは。SEC英会話のヒロ水越です。
英語リスニングを苦手とする学習の方に圧倒的に多い悩みの1つ。 それは、リスニング中、わずかに数語、いや、たった一語が聞けないために、 全ての内容がわからなくなってしまうことです。
この「状態」をどうしたら克服することができるのか、 今日から少しずつ、説明していきたいと思います。
(1語パニック症候群克服のコツ その1)
■単語一語一語の聞き取りに"集中の焦点"を合わせないこと 本を読む時、字を追う目の動きを「視線」と呼びますね。
この目の動きは、集中の焦点の動きとも言えるものです。
すなわち、 視線が次から次へと先の字に移ることで、集中の焦点も、先へ移って いくことになるからです。
ところで、日本語で書かれた文章を読む時、私達は、視線(集中の焦点) を一字一字に当てていくでしょうか?
言い換えれば、「トンネルを抜けると外は雪国だった」という文章を 読む時、アナタは、(ト・ン・ネ・ル・を・抜・け・る・と・外・は ・雪・国・だ・っ・た)というように一字一字で切って、各文字に いちいち視線を置くようなことをするでしょうか?
そんなはずがありませんよね。
最低でも、一回の視線の中の許容範囲で、「トンネルを抜けると」くらいの 文字数は、捕捉するはずです。
これをeye spanと呼ぶようですが、速読が得意な人になればなるほど、 このeye spanは広くなっていき、一回の視線(集中の焦点)内により多くの 字数を捉えることができるようになるものです。
実は、これと同様のことが英語リスニング時にも言えるのです。
英語リスニングの上手い人というのは、相手の話す英文の単語、一語一語を 区切りながら意識し捕捉するような聞き方は絶対にしません。
ところが、対照的にリスニングが苦手な人というのは、次のような英文 を聞く時に、その中の単語、一語一語に「集中の焦点」をあてがちです。
( Married men are more likely to be overweight than are men who have never married.) そうすると、彼らの耳が実際に、どのようにこの英文をキャッチしようと しているかというと、
(Married ・men・ are・ more・likely・to・be・overweight・than ・are・men・who・have・never・married.) というように一語一語を区切って、それぞれの語を一つ一つ、しっかりと 認識していくようなことなのですね。
これこそが、「一語聞き取れない単語が出てきたとたんに、パニックに なってしまう」理由であるのです。
つまり、人が話す英語には、その中に登場してくる単語は、常にその前後の 単語と強く関係しているわけで、逆に言えば、その中のどの一語も、前後との 関係なしでは、意味をなさないものであるとさえ言うことができるのです。
一回の視線の動き(集中の焦点)でキャッチできる範囲の語数をeye spanと 呼ぶのなら、音声を認識する際の耳の「集中の焦点」が一度にキャッチできる 範囲の語数をear spanとでも呼びましょう。
先ほどの英文の例文をリスニング上級者が聞く際のear span は以下のような ものでしょう。
(( Married men are more likely / to be overweight / than are men / who have never married.) つまり、一回の「集中の焦点」でキャッチできる英語は、スラッシュで区切ら れた内部の語数になるのですね。
このように「集中の焦点」=ear span をできるだけ広く取れるようになると、 まず「たった一語が聞き取れなかった」ことが原因でその後のリスニングが全て 台無しになってしまうようなことはまずなくなります。
逆に言えば、たった一語程度聞き取れない語に出くわしたとしても、その前後の 脈絡や関係性から判断すれば、最終的に意味を取ることにはまず支障は出ないはず なのです。
このようにリスニングの際の「集中の焦点」をできるだけ広く取れるようにする ためのトレーニングに最適なのが、実は、本メルマガでご紹介しているSECメソッド でもあるのです。
「集中の焦点」が広がれば広がるほど、英語の理解スピードもどんどん高まって いくのです。
そうすれば、ネイティブの話すスピードがどれだけ速くなっていっても しっかりと意味をキャッチしていくことが可能になるのですね。
次回のメルマガで、さらに、「1語パニック症候群克服のコツ」をご紹介しましょう。
では、今日も、「英語の理解スピードを高める練習」としてのベストメソッド、 SECメソッドの練習をしましょう!
【SEC式メソッド練習プロセス1:英訳のルーティンプロセス】
ステップ1
和文を見て、英訳する際に英文の「エンジン」となる部分を見極め、その他の「構成パーツ」と分別する。
※エンジンとは・・・英文の主語と述語動詞(S と V)を含む、英文の中で骨組みとなる箇所。いわゆる 文型を指す。SECメソッドでは主に第1,2,3文型を中心にエンジンと呼び、下記のような記号で表す。
【文のエンジン記号】
第1文型・・S → (S+V)
第2文型・・S = C (S+V+C)
第3文型・・S → O (S+V+O)
※構成パーツとは・・英文からエンジンを取り除いた部分を指す。そして構成パーツは主要パーツの4つ+その他から構成される。
【構成パーツの種類】
前・・前置詞句
/in the park, next to the bank ,etc.
to・・to不定詞句
/to buy a book, to see my mother off ,etc.
分・・分詞(現在、過去)句
/written in English, sleeping in the car ,etc.
関・・関係代名詞(副詞)句、接
/who found the diary under the table ,etc.
その他・・その他の用法
ステップ2
和文に対応する語彙表現の確認
ステップ3(模範解答)
実際に、「エンジン」と「構成パーツ」とを組み合わせ、ステップ2の語彙表現を用いて、英文を完成させる。
【SECメソッド練習プロセス2:英文のフレームを考えながら音読】
模範解答の英文のキーとなる語句のところを( )に置き換えて あるので、その中に入る語句を考えながら、音読をする。
また、音読の 際には、/(スラッシュ)で区切った箇所で、意味の区切り、英文の構成の 区切りがあることを注意するようにしてみてください。
※音読は最低、1センテンスにつき、10回は行うようにしてください。
【本日の課題日本文】
1.ガイドツアーでは、旅行者はたいてい自分の国出身の人々によって 囲まれているものです。
2.これは、自分自身の文化を自分と一緒に外国に持ち込もうとしている ようなものです。
【ステップ1:英文のエンジンと構成パーツを見分ける!】
(課題1について)
*エンジン → 旅行者(S) = the traveler
囲まれている(V)= is surrounded
*構成パーツ1 → 自分の国出身の人々によって
*構成パーツ2 → ガイドツアーでは
(課題2について)
*エンジン → これは(S) = this ~のようなものです
(V)= is (like~)
*構成パーツ1 → 自分自身の文化を持ち込もうとしている
*構成パーツ2 → 自分と一緒に
【ステップ2:和文に対応する語彙表現の確認】
(課題1について)
ガイドツアー → guided tour
(課題2について)
持ち込む(運ぶ) → carry
【ステップ3:模範解答】
(課題1について)
On a guided tour the traveler is usually surrounded by people from her own country.
(課題2について)
This is like carrying your own culture with you into a foreign country.
【SECメソッド練習プロセス2:英文のフレームを考えながら音読】
日本語 → 英語 / 日本語 → 英語 / 日本語 → .......... の ように書かれている模範解答の英文を音読してもらいます。
音読の際には、日本語を見て、英語を考え、( )の中に、実際に 語句を挿入しながら、音読していってください。
また、スラッシュ( / )の部分で、息継ぎをするようにして、リズムを 整えながら音読すると、リズム良く音読できます。
(課題1について)
ガイドツアーでは→( 1語 ) a guided tour / 旅行者はたいてい囲まれている →the traveler (3語) / 自分の国出身の人々によって →(3語 ) her own country.
(課題2について)
これは~のようなものです→ This is (1語 ) あなた自身の文化を運ぶこと →(1語)your own culture / あなたと一緒に外国の中へ→ (3語) a foreign country.
この音読を、各文につき、最低、10回ずつは行ってください。
音読を行う時、ネイティブが話す速度で、英語を口にすることができるようになり、 かつ、そのニュアンスが頭の中にしっかりと捉えられるようになれば、 「英語を英語のまま理解している」状態と言えるのです。
本日の練習はここまでです。 これからも頑張ってください。
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【編集後記~ヒロ水越】
先週から、当メルマガの発効日を、頑張って、月・水・金曜日で週に3回 にすることにしました。
英語の理解スピードを養成する練習は、やはり、週に1回だけでは、成果を 上げることは至難のわざだと言えるからです。
このSECメソッドを一人でも多くの学習者に知ってもらい、また、伸び悩み の打開の決め手として打ち込んで頂けるように、とことん、がんばっていき たいと思っています。
これからもよろしくお願いします。
【SEC桑名教室からの告知】
8月から、本メルマガでもその一部を公開している私達の「英語の理解 スピード」を高める「SECメソッド」専門のコースを、ここ桑名教室で スタートさせることになりました。
主な内容:リスニング力を3ヶ月で伸ばさなければならない人のために いろいろな角度からリスニング力の養成法について掲載。
今英語が苦手な人は、私の英語ができなかった時代のプロフィールを 綴った「アメリカ留学体験記」を一読ください。きっと勇気がでますよ!
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■ブログ【UncleヒロのSunshineな英語講師美味生活】
私「ヒロ水越」のブログです。TOEICネタだけでなく 生徒とのやり取りや、私自身の英語学習に関しても 言及していきます。
当校専任講師のトシ後藤のブログです。 英語ネタから日々の暮らしまで掲載中です。
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編集責任者 : SEC英語スピーキング教室代表 ヒロ
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