英語リスニング力UPの意外な方法のバックナンバー
理解スピードをネイティブレベルにまで高めるSECメソッド練習 No.26
【当メルマガでお伝えしていくSEC式メソッドとは?】
理解スピードを養成するベストメソッド リスニング力は、「聞き取り能力」を高めるだけでは、思うようには進 歩してくれませんね。
このことをすでに体感して理解している人には当 メルマガでご紹介していく当校のメソッドをお試し頂きたいと思います。
当校のメソッドでは、英語をネイティブが「話す時の速度」に負けない くらいのスピードでどんな英語も理解することができるようになることをめざします。
【SEC式メソッド練習法の基本概念】
※英語をネイティブが話す時の速度で理解できるようにする。
そんなスピードを養成するために不可欠なのは、何をおいてもまずは、英語独特 の「語順」に慣れることです。
そのためのベストメソッドとして、「英語を実際に組み立ててみる(英作文)」ことが最も効果的であることが わかりました。
ただし、英作文練習といっても、大学受験などで行った ような神経を消耗させるような難解で時間がかかるものでは逆効果にな ってしまいます。
そこで、考案されたのが、このSEC式和文英訳の練習法 です。
こんにちは。SEC英会話のヒロ水越です。
人は、相手の話を理解する時、言葉からの情報にはその30パーセントも 頼ってはいないそうですね。 残りの70パーセントは、顔の表情だったり、ゼスチャーだったり、声のトーン などからの情報に頼るのだそうです。
このことを聞いた時、私の中で、俄然、英語を聞き取ることに対して、 気持ちが楽になったのを覚えています。
ウェブ内のプロフィールで詳しく書いているのですが、私は本当に長い間、 リスニングが苦手でした。 苦手で苦手でどうしようもない頃、なぜ、英語の得意な人はネイティブの 話すあんなに不明瞭で速い英語を一語一語聞き取れるのだろう?と不思議に 思ったものでした。
しかし、今にして思うと、ここに大きな間違いが一点あったのです。 それは、リスニングにおいて、「ネイティブの話す英語の一語一語を全て 聞き取らなくてはならない」という点です。
母国語での会話を行う時、私達は、相手の話の一語一語全てに神経を傾けて 聞くことがあるでしょうか?
まず、ありえません。
私の妻は英語ネイティブですが、彼女に同じ質問を尋ねてみても、もちろん、 答えは、「NO」でした。
私達は、言語を問わず、リスニングを行う時には、それほど、気合を入れて、 相手の話の語句に逐一、神経を払うことはなく、むしろ、結構、ぼーっと、 適当に他ごとなどを考えながら、聞くことが一般的なのです。
では、そんないい加減な聞き方をして、どうして、相手の話を正確に理解する ことができるのでしょう?
そこで、冒頭の話を思い出して頂きたいのです。 すなわち、私達が相手の話を理解する時、情報のうちの30パーセントだけを 相手の話している「言葉」に頼っているという点です。
言語は、「発する」時には確かに構文や組み立て方に至るまで、きっちりと ルールに則って話さなくてはいけません。それは、紙粘土で動物の姿を作る ようなものですね。
しかし、それを「聞き、意味を理解する」時には、必ずしも、「紙粘土の 内部の針金の骨組みの詳細」まで完璧に理解している必要はありません。
時に、それは、紙粘土の完成形を見て、「あ、これは、ネズミだな」という ことさえわかれば、それで十分なことが多いのです。
そう、英語を聞くということは、そこで使われている全ての単語など 決して聞き取る必要はなく、話のポイント、そして、落としどころだけ がおぼろげながらわかる程度に耳を傾ければ十分だったのですね。
私は、このことに気づいてから、本当に、リスニングが得意になりました。
是非、アナタもご参考にして頂きたいと思います。
では、今日も、「英語の理解スピードを高める練習」としてのベストメソッド、 SECメソッドの練習をしましょう!
【SEC式メソッド練習プロセス1:英訳のルーティンプロセス】
ステップ1
和文を見て、英訳する際に英文の「エンジン」となる部分を見極め、その他の「構成パーツ」と分別する。
※エンジンとは・・・英文の主語と述語動詞(S と V)を含む、英文の中で骨組みとなる箇所。いわゆる 文型を指す。SECメソッドでは主に第1,2,3文型を中心にエンジンと呼び、下記のような記号で表す。
【文のエンジン記号】
第1文型・・S → (S+V)
第2文型・・S = C (S+V+C)
第3文型・・S → O (S+V+O)
※構成パーツとは・・英文からエンジンを取り除いた部分を指す。そして構成パーツは主要パーツの4つ+その他から構成される。
【構成パーツの種類】
前・・前置詞句
/in the park, next to the bank ,etc.
to・・to不定詞句
/to buy a book, to see my mother off ,etc.
分・・分詞(現在、過去)句
/written in English, sleeping in the car ,etc.
関・・関係代名詞(副詞)句、接
/who found the diary under the table ,etc.
その他・・その他の用法
ステップ2
和文に対応する語彙表現の確認
ステップ3(模範解答)
実際に、「エンジン」と「構成パーツ」とを組み合わせ、ステップ2の語彙表現を用いて、英文を完成させる。
【SECメソッド練習プロセス2:英文のフレームを考えながら音読】
模範解答の英文のキーとなる語句のところを( )に置き換えて あるので、その中に入る語句を考えながら、音読をする。
また、音読の 際には、/(スラッシュ)で区切った箇所で、意味の区切り、英文の構成の 区切りがあることを注意するようにしてみてください。
※音読は最低、1センテンスにつき、10回は行うようにしてください。
【本日の課題日本文】
1.1960年代後半の若いデザイナーたちは、いつでも着れる服をつくる ことにより興味を抱いていた。
2.これらの服はより多くの量を生産することができ、ファッションデ ザイナーが自分たちのビジネスを拡大することを可能にした。
【ステップ1:英文のエンジンと構成パーツを見分ける!】
(課題1について)
*エンジン → 1960年代後半の若いデザイナーたちは
(S) = The younger designers of the late 1960s
より興味を抱いていた (V)= were more interested
*構成パーツ1 → いつでも着れる服をつくることに
(課題2について)
*エンジン → これら(の服)は(S) = These
生産されることができた(V) = could be produced
*構成パーツ1 → より多くの量で
*構成パーツ2 → それはファッションデザイナーを許可した
*構成パーツ3 → 彼らのビジネスを拡大することを
【ステップ2:和文に対応する語彙表現の確認】
(課題1について)
末期の、後半の → late
いつでも~できる→ be ready to
(課題2について)
量 → quantitiy
許可する → allow
広げる、拡大する→ expand
【ステップ3:模範解答】
(課題1について)
The younger designers of the late 1960s were more interested in making clothes that were ready to wear.
(課題2について)
These could be produced in much larger quantities, which allowed fashion designers to expand their businesses.
【SECメソッド練習プロセス2:英文のフレームを考えながら音読】
日本語 → 英語 / 日本語 → 英語 / 日本語 → .......... の ように書かれている模範解答の英文を音読してもらいます。
音読の際には、日本語を見て、英語を考え、( )の中に、実際に 語句を挿入しながら、音読していってください。
また、スラッシュ( / )の部分で、息継ぎをするようにして、リズムを 整えながら音読すると、リズム良く音読できます。
(課題1について)
1960年代後半の若いデザイナーたちは→ The younger designers (4語) / より興味を抱いていた→ were more interested / 服をつ くることに→ (3語)/ いつでも着れる→ that (3語)wear.
(課題2について)
これらは生産されることができた→ These (3語)/ より 多くの量で→ in (3語) /それはファッションデザ イナーを許可した→ , (2語) fashion designers / 彼らのビ ジネスを拡大することを→ (2語) their businesses.
この音読を、各文につき、最低、10回ずつは行ってください。
音読を行う時、ネイティブが話す速度で、英語を口にすることができるようになり、 かつ、そのニュアンスが頭の中にしっかりと捉えられるようになれば、 「英語を英語のまま理解している」状態と言えるのです。
本日の練習はここまでです。 これからも頑張ってください。
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疑問点はスカイプ・電話での無料レッスンで講師の解説を受講できます。
【編集後記~ヒロ水越】
アメリカの金融危機が深刻なようですね。
日本でも、これから、企業の大型倒産が相次ぐのではという予測も 聞かれますし、「1929年の世界大恐慌以来」の大不況がやってくる ということを言う専門家も少なくないようです。
何が起きても、淡々とわが道を進んでいくことができるよう 普段から心構えを作っておくことが大切ですね。
英語力を高めておくことは、このように先行き不透明な状況において は、必ずや、アナタの価値を高めてくれるはずです。
時代に流されずに、がんばりましょう!
主な内容:リスニング力を3ヶ月で伸ばさなければならない人のために いろいろな角度からリスニング力の養成法について掲載。
今英語が苦手な人は、私の英語ができなかった時代のプロフィールを 綴った「アメリカ留学体験記」を一読ください。きっと勇気がでますよ!
教材構成:独自のアクティブリスニングトレーニングを用いて、 訳し上げ英語を理解する、日本人の英語を聴く際の悪い癖を矯正し、 英語を英語のまますばやく理解する「英語即解脳」を養成する教材。
■ブログ【UncleヒロのSunshineな英語講師美味生活】
私「ヒロ水越」のブログです。TOEICネタだけでなく 生徒とのやり取りや、私自身の英語学習に関しても 言及していきます。
当校専任講師のトシ後藤のブログです。 英語ネタから日々の暮らしまで掲載中です。
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