英語リスニング力UPの意外な方法のバックナンバー
英語を母国語と同じように理解したい!など
1.英語を母国語と同じように理解したい!
英語を聞いて、それが日本語と同じように「完全」に理解できたらどれだけ 素晴らしいことでしょうか!
通訳、英会話講師、一線級国際ビジネスマン等、英語を職業にしている人達 は、英語を聞き取る時に、“あやふや”だったり、“なんとなくわかる”程 度の理解では、仕事が成り立ちませんね。
彼らは、それこそ一言一句、漏らすことなく、完全に英語を理解することが 要求される、そんな世界に生きているのです。
私自身も一応、通訳の端くれとして、また、英会話を教えることを生業とし ている身の者として、いつもリスニングには細心の注意を払っています。
しかし、実を言うと、ほんのつい最近まで、私のリスニングはたいてい、 “あやふや”で“なんとなく”にしか理解できない、そんなレベルに留まっ ていたのです。
10数年前には、アメリカに2年間も留学して、毎日のように“ナマ”の英語 を聞いていたのに、一向にリスニングは上達しませんでした。
帰国してからも、なんとかメゲずに、通訳の試験とか、英検とか、TOEICな どで高得点をめざして学習を続けましたが、リスニングは常にネックであり 続けました。
英会話に通いましたし、ラジオ講座を始めとして、さまざまなリスニングト レーニングを行いましたが、いつまで経っても、“あやふや”で“薄もや” がかかったようにはっきりしない“理解”しかできずにいたのです。
長く英語に接してはきたので、「全くわからない」ということはほとんどな くなってはいました。
しかし、ネイティブの話す速度が上がったり、話が長くなったりすると、頭 の中には、幾つかの単語や熟語程度の“断片的”な情報だけしか残らない状 態になっちゃうんですね。
そんな私がある事に気づいたら、急速かつ大幅な改善がリスニングに現れ始 めたのです。 ある事とは何でしょうか?
2.『不思議!聞き取り練習を止めたら伸びたリスニング!』
ある事とは何でしょうか?
それは大体以下のことでした。
それまでの私は、リスニングと言えば、即、英語を完全に「聞ける」ように することである、と捉えて学習をしていたのです。
そのため、行っていた練習は全て、英語の「音」を聞き取る能力を伸ばすた めのものだけにこだわっていました。
具体的には、ラジオやテレビの英会話プログラムや、ニュースのバイリンガ ル放送などを何度も「聞く」という何の変哲もない“聞き取り練習”です。 とある全国的に有名な英会話スクールは10年も前に、これを“イングリッシ ュシャワー”と名づけ、流行語にまでなったほどです。
そして、このように「英語の音を耳に浴びせる」やり方は、今でも、世の中 では、英語リスニングの「正論」としてしっかりと定着しているように思い ます。
ところが、私は、ある時、一向に改善の気配が見えないリスニング練習は一 旦止め、リスニング力が不可欠な通訳者への道を断念して、聞き取り能力の 必要のない“翻訳者”への道に目標を切り替えることにしたのです。
翻訳というスキルを高めるためには、もはや英語の音を“聞き取る”ための 練習は必要ではなくなりました。
その代わりに、集中的に私が行い始めたこ とは、当然、書かれた英語をしっかりと理解したり、日本文を英語に正確に 変換する練習でした。
そして不思議なことに、道を通訳から翻訳に変え、練習もそれまでのリスニ ングから英和、和英の翻訳トレーニングに専念するようになって数ヶ月も経 たないうちに、自分のリスニング力がかなり伸びていることに気づいたので す。
それはその頃に受けたTOEICの試験結果にもはっきりと現れました。
それま で400点の壁も破れずにいた私がなんとほぼ満点の485点を取ってしまったの ですから。
いったい何故、こんなことが起きたのでしょうか?
3.『英語への“頭の回転”のスピードを高めることこそ秘訣!!』
それは、一口で言えば、「英語を理解する能力が高まった」からでした。
もう少し具体的に言えば、それまで、リスニングと言えば、聞き取り練習を 長時間こなすことだと機械的に考えて行っていたので、英語を「正確に理解 する」という視点は全く抜け落ちていたのです。
ところが、通訳をあきらめて、翻訳のスキル向上のために行った読解、英作 文などの練習を通じて、次第に私の「正確な理解力」は相当に向上し始めた いたらしいのです。
正確な理解力が身についてくると、英文を読んだ時、即座に、そこに使われ ている構文や表現などが見抜けるようになってきます。
そして、この構文や表現などの把握スピードが上がれば、当然、センテンス そのものの理解速度もまた、上がっていきました。
この頃の感覚を簡単に表現してみると、「英語を理解するための頭(脳)の 回転速度がどんどん高まっていく」ような感じでしたね。 そうして、練習を続けていくうちに、やがて、その「回転速度」がネイティ ブが英語を話す時の速度にまで到達してきたのだ、と思います。
そうして、今では、私のリスニング力は、「あやふや」だった当時からは想 像もできないくらいに、正確性を増してきました。
今でも、超一流の英語職人達のように“パーフェクト”に理解できる時ばか りではありませんが、業務でネイティブ連中とディスカッションをしたり、 普通にバイリンガルニュースを聞いたりする時にはほぼ100パーセントに近 い状態で聞き取り、理解できるようになってきました。
そして、その秘訣は、前述しましたように、英語の「聞き取り」から、英文 の「理解力及び理解速度」を伸ばすための練習へ、取り組みをシフトさせる ことだったのです。
この取り組みに関しまして、さらに詳しくお知りになりたい場合は、是非、 私達のホームページ(3ヶ月で英語リスニングを伸ばさなくてはいけない人 のための英語リスニング力UPの意外な方法!)を
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【編集後記~ヒロ水越】
実は5月7日(土曜日)は私の結婚式でした。
カミさんはオーストラリアの人間で日本語を覚えようという意思がほとんど ない人なので、今回の全アレンジには全て、英語→日本語、日本語→英語の 翻訳作業が伴い、いやあ、本当に疲れたな~。
カミさんの両親をはじめ、家族の人達と連日のように、食事、打ち合わせを していて、時々、出てくるオーストラリア特有の表現やアクセントに少々戸 惑いながらも、彼らの気さくさと心優しさには、心底、感動いたしました。
そして、つくづく、「英語ができるようになっておいて良かったな」と思い ました。
これから、毎週一回、英語リスニングを短期間で一気に伸ばす“私 だけの秘策”の全貌を随時、解き明かしていきます。
どうか期待していてく ださい。
それでは、また、次号でお会いしましょう!
主な内容:リスニング力を3ヶ月で伸ばさなければならない人のために いろいろな角度からリスニング力の養成法について掲載。
今英語が苦手な人は、私の英語ができなかった時代のプロフィールを 綴った「アメリカ留学体験記」を一読ください。きっと勇気がでますよ!
教材構成:独自のアクティブリスニングトレーニングを用いて、 訳し上げ英語を理解する、日本人の英語を聴く際の悪い癖を矯正し、 英語を英語のまますばやく理解する「英語即解脳」を養成する教材。
■ブログ【UncleヒロのSunshineな英語講師美味生活】
私「ヒロ水越」のブログです。TOEICネタだけでなく 生徒とのやり取りや、私自身の英語学習に関しても 言及していきます。
当校専任講師のトシ後藤のブログです。 英語ネタから日々の暮らしまで掲載中です。
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